未生の縁 ――――― 南禅寺中村ご老師様の特別ご法話

ご縁をいただき、京都の臨済宗南禅寺管長であり、ご住職でもある中村文峰ご老師のご法話を聴かせていただきました。

お話しに出て来た「未生以前。未生の縁に想いを馳せる」ということ。

自分がまだ生まれる前のご縁、自分はどこから来たのか、父母が生まれる前自分はどこにいたのか・・・

普段なかなか考えないことです。

多くのご先祖様のご縁のお蔭で今の私がいる。そして子や孫に受け継がれて行き、私も先祖と呼ばれる存在になっていく。

大事な命のバトンをつなぎ、自分の役目を果たしていく。

人はそれぞれに使命があってこの世に生を受けると言われますが、今、私は未生以前にいただいた使命を果たしているのだろうか?

想いを残すことなくバトンを渡せるだろうか?

今生で会う人とは前世で会う約束をしていると小林正観さんが言われていましたが、未生以前のご縁の不思議さをあらためて思います。

「日々を笑って生き、最期も笑って逝く」ことが目標の私。

思い煩う暇があったら感謝と笑顔ですね!