136年ぶりのご遷宮

10月10日、出雲の「万九千神社」の社殿が136年ぶりに一新され、正遷座祭が行われました。三笠宮家の彬子様も参列され、荘厳な中での遷座祭でした。

万九千神社は全国の八百万の神様が出雲に集まられる旧暦10月(出雲では神在月)の最後に、帰られる神々を見送る神等去出祭(からさでさい)を開く神社として知られ、神様がお発ちになる場所は「神立橋」(かんだちばし)という名前もついています。

と言っても、私は去年まで万九千神社さんのことを知りませんでした。(≧▽≦)

昨年の出雲大社ご遷宮の折、伺った万九千神社の錦田宮司さんのお話に感動!

錦田宮司さんは県庁勤めであったけど、宮司として生きて行くことを覚悟され、数年前に退官。「年収は二分の一になり、生活は苦しく、、、(笑)。でも県庁では自分の仕事を代わってやれる人がいる。けれど宮司の仕事は私しかいないんです」と笑いを交えながらも誇りを持ってお話されるそのお姿に深く感銘を受けました。

跡継ぎであることへの葛藤もあられたことでしょう。

でも、自らの使命を悟り、その道を極めて行く、、、。

そんな気概と覚悟を感じ大好きになりました。

正遷座祭では、仮殿から「絹垣」と呼ばれる幕で四方を覆った御祭神を中心に行列を重ねる遷御を間近かにし、とても感動しました。

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そして!

日頃から尊敬してやまない、鹿児島大海酒造の山下社長ご夫妻はじめご一緒下さった近畿出雲会の皆様方のお蔭で本当に嬉しく有難い感謝の出雲参りが出来、心から御礼申し上げます。

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